第55回 2006年4月18日火曜日 宇久井 曇り ベタ凪
1年ぶりの南紀宇久井港。今年の南紀マリンレジャーサービスは例年よりも一足早くWWをスタート。今日は『クジラに逢えたら』の小田さんチャーター船によるウォッチングです。
黄砂の影響で少しかすんで見える空。先日、港から30分くらいの時間でポイントに到着、マッコウは沢山発見でき、カズハゴンドウも大群を見ることができたそうです。
今日、カツオ船はかなり遠くに行っているようで、突きんぼ船は近くにいるようです。マッコウ情報はありません。
突きんぼ船は、スジイルカを追いかけているようでした。複数の背びれ、とがった鼻先を逆光の中で見ることができました。
マッコウの情報はまったくなく、どうやら先週の潮境はかなり遠くに後退しているようです。こういう潮は近寄ったり、遠ざかったりするので、ここのところの冷たい雨と合わさってタイミングが悪かったようです。

スジイルカのポイントからしばらく行くと、今度は2mくらいのマンボウ2匹を発見。ゆらゆら鰭を見せながら、何か話しをしているようです。しばらく楽しませてくれた後、どこかに潜ってしまいました。
突きんぼ船から遠く離れたポイントで、スジイルカ約100頭ほどの群れを発見。突きんぼのいない海で何か楽しげに泳いでいるスジイルカたちは僕らの船に近づいてきました。
鏡の様な海にブルーに映るイルカ。この日、僕はビデオカメラ、小田さんは写真でしたが、ちょっとだけ写真も撮ってみました。
スジイルカという名前の由来は、見たとおり筋があるからです。大小さまざまなイルカが代わる代わる近寄っては、ジャンプを見せたりと大サービスです。
突きんぼがやってくるまでしばし楽しませてくれました。
スジイルカの群れを見た後は、いよいよなかなか姿を見せてくれないマッコウクジラです。米川船長も、クジラフリークの僕らのために一生懸命に探してくれます。
この日は、水中にマイクを沈めるとクリック音がするのですが、なかなか姿を発見することができません。
やっと発見したマッコウ。この日は4頭のマッコウが移動していたらしく、音がしても浮上が別の場所、更に浮上してからまた移動で、なかなか見つからなかったはずです。小型のマッコウの他に若オスマッコウ(12〜4m)
頭部にこぶのある若オスマッコウ。このマッコウは僕らに興味があるようで段々近づいてきました。
こうして近くで見ると、でかい!!
この潜水艦のようなマッコウはゆっくりゆっくり迫ってきました。
船にぶつかるように接近したマッコウの頭。このぽっこりした部分が人間一人分くらいの大きさだから驚きの大きさです。頭にはオス同士で争ったらしい傷跡が…。船の下をゆっくり潜って、どこかに行ってしまいました。
今年もこの分だと楽しめますよ、マッコウは!!




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