第51回 2006年1月23日(月) メキシコロペスマテオス ?船長
2006年1月21日、僕は以前からこのHPでも紹介している強運のBさん(現在はDECO)と結婚して、新婚旅行という名のくじら旅行を計画し、初の海外に挑戦しました。行き先はクジラのメッカ、メキシコ・バハカリフォルニア。
(このシーズン、世界のホエールウォッチング事情はどうなってるのか、スーパーホエールウォッチャーのHさんの助言を参考にこの地を選びました。)
ただ、結婚式披露宴に多大な労力をさいていたため、旅行は後回しになってしまって、ほとんど何の下調べもしないまま旅立つことになってしまい、数々の珍事件を引き起こしてしまいました。

日本→ロサンゼルス→ロレート→ラパス→ロペスマテオス
メキシコ・ラパスをまだ日が昇らないうちに出発し、砂漠を走ること3時間半、北に向かう国道を太平洋側に折れるとアスファルトもない赤い砂の道。そこを20分ほど揺られるとマグダレナ湾に到着します。ここは去年東京湾に迷い込んで有名になったコククジラが沢山います。半島と細長い島に挟まれた湾(両岸が見渡せるほどなのでそれほど広くはない)で、水深が12メートルくらいしかなく、コククジラが出産、子育て、大海を泳ぐトレーニングをする場所になっています。(ロスで鮨屋をしているおやじさんからそこは水深が浅いからシャチが入ってこないんだと聞きました。)
この湾、ロペスマテオス付近には500頭くらいのコククジラがやってくるそうです。
コククジラはメキシコ政府から保護されているため、ウォッチングの時間は2時間と限られています。2時間でしかもこの小さなボートで見つけなければいけないのかと若干不安でした。が、そんな不安もこのマグダレナ湾は吹き飛ばしてくれることをすぐに知ることになります。
ラパスでこのツアーに一緒に乗り合わせたアルトロ一家と僕とDECOとガイドのカルロスと山城さん。いよいよ出発です。
コククジラが出産子育てする湾だけあって、穏やかで波はほとんどなく、この日はさらに風もない快晴。
片側はマングローブの森が広がり、対岸は砂丘という二つの異なった世界が広がる不思議な海

出港後まもなくコククジラを発見。その向こうにも、そのまた向こうにもコククジラを発見したボートが2〜3隻クジラを見守ってじっとしています。あちこちでブローがあがり、そのクジラ密度に驚かされました。
この湾には500頭近くのクジラがいるんだから当たり前ということなんですが、まさかこんな場所があるとは想像もしてませんでした。
赤ちゃんと一緒に泳ぐお母さんクジラ。このペアがどのボートからも見れて、赤ちゃんはだいたい3メートルくらいの大きさで母親は12メートルかそれ以上の巨大なものでした。
母親の背中に乗っかろうとする赤ちゃん。たぶんお乳が欲しいんでしょう。コククジラのちょっと鳥に似た口元がみえます。
赤ちゃんはボートに興味深々でこっちを覗いたり近づいたり、この赤ちゃんがボートに近づいてくるとホエールタッチングができてしまうんです。今回のツアーは「ホエールタッチング」でしたから、必死だったんですが、それよりもカメラとビデオの撮影に忙しくとりあえずタッチする手がまったく空きませんでした。
母親の背中にのっかった赤ちゃんクジラ。
ボートとの距離がわかります?本当に手に触れるほど近い距離です。
ペリカン。
とにかくでっかいペリカンが沢山います。何羽かで空を飛んでくるとびっくりします。
このバハ・カリフォルニアで見た鳥は、カモメ、軍艦鳥、ミサゴ、鵜、ペリカン、その他名前も知らない鳥たち。日本と違って、カラスが少ないそうです。
この日はイルカの群れにも遭遇。ボートの真横で泳いでくれました。こちらはビデオにばっちりおさまってます。ボートが小さく海面にも近かったので本当に触れるほどの距離で見ることができました。

DECO感想
あっちからもこっちからもブローが見えてクジラのいけす状態だぁぁぁぁ!!!



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