第37回 2004年7月3日 那智勝浦 晴れ

ひさびさのウォッチングです。
ここのところ、勝浦のマッコウクジラはどこかに行ってしまっているようです。
今週末は台風が接近していてちょっと出航は無理かなと思っていたのですが、
風もなく上天気で、海も前回と同じく澄んだ青でした。

前日は家に帰ったのが午前0時、小田さんとの待ち合わせが午前2時、
睡眠時間30分、わずか30分しか寝ないのはやっぱりきつい!!
そうそう今回は小田さんと乗り合わせで勝浦に行ったんです。
小田さんは先月マッコウの水中撮影で、すばらしい写真が撮れたんです。
もうすぐUPされるはずです。


マッコウはどこにいってしまったのか?
マッコウたちは、行けども行けどもどこにも見えません。
この海域からどこかに移動してしまったんでしょう。
こうなってくると8月かそれくらいに来るマッコウたちを待つしかないんでしょうか。
けど、そこはいろんな種類のクジラたちが見える和歌山ですから、
別のクジラを探しましょう。

イルカの水しぶきがあがったと歓声が…
しか〜し、それはカツオたちの跳びあがるしぶきだったんです!!
今日は出航してすぐにカツオの群れに遭遇し、
沖に行ってもカツオの群れ。
さっそくケンケン釣りに挑戦です。
群れの中に船が直進し群れを通り過ぎた頃に銀色のカツオが船の後方でしぶきを上げて暴れます。
すぐに糸をたぐってひっぱりあげます。
船にあげるとすぐに頭を「く」の字に折って、血を抜くんです。
この日は面白いくらい次々にカツオが釣れ、「しび」、「金時」と言われる「キハダマグロ」もかかりました。
おかげで、あたりは血だらけ、惨状です!!
三重大のシンノスケ君も大活躍ですが、顔に血しぶきが…

こりゃたまらんと荷物を非難

カツオや「しび」(…マグロのことらしい)の群れは、釣上げた針をとっているあいだに
どこかに行ってしまうので、目でずっと群れを追います。
上から見ると、握りこぶしくらいの小さな魚がカツオやマグロに追われて
海面にしぶきをあげ、カツオやマグロもまたしぶきをあげる。海面下でおびただしい群れが
追いつ追われつしてるんです。


この日は残念ながらクジラは発見できず。
しかも睡眠時間が短すぎて、体から魂が半分抜けていました。
いや〜疲れた!!

7月中旬は高知です。ニタリクジラ待っててよ〜〜


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