２００３年９月２８日　那智勝浦　曇り

いよいよ、今シーズン最後のウォッチング！ 前日は凪、シャチたちも発見されている。 『クジラに逢えたら』の小田師匠も念願のシャチを発見！！今日は期待できるとの太鼓判でした。気になるといえば、「風」でしょうか・・・ 今日は風があります。串本から宇久井まで約４０分、海岸線を国道が通っていて、水平線は穏やかに見えます。風も気にする程ではないかなっと淡い期待を抱きつつ、南紀マリンレジャーサービスへ。事務所前に到着。肌に吹き付ける風が気になりました。 明日は台風の影響で欠航、その次の日は出航でも私は行けません。今日が今シーズン最後のウォッチングになります。なので、出航できることが一番でした。 無事に出航。 海に出ると、すぐに小さな白波がたつ厄介な状況です。この白波がどこを見ても立っています。これはいけません。シャチのブローと白波の区別は非常に難しくなります。 早朝からシャチのブローは発見されていたらしいのですが、私たちの出航した頃から風が吹き、いくら探してもシャチのブローは発見できません。それにしても、あのシャチたちは随分と長い期間、この勝浦沖にいます。余程居心地がいいのかも知れません。シャチは居てくれてうれしい反面、他のクジラが全く姿を見せなくなってしまうのも困り物です。それでも、私はシャチが見たい！！波間を暴れるシャチが見たいんです。 今日の沖は、機船が多く、混雑しています。 米川船長、海中マイクを投下するも、機船の音で、シャチの音が聞けません。 風はどんどん吹き、残念ながら探査続行不可能。 今年、勝浦ではじめての何にもなし！！！ 発見ゼロ！！！ 完全に完敗・・・ また、振り出しに戻ったのかも知れません。今日何も発見できなかったのは残念ですが、これで来年もリベンジしようと意欲が湧いてきました。ホエールウォッチングって、一回クジラに会ったら終わりの人もいます。それはその人の中での完結なのでいいのですが、私の場合は一回行くと次はどんな新しい場面に遭えるのか、今度はこんな場面が見たいとか、そんなことばかり浮かんできて、とても完結にならないようです。これもきっと、一番はじめのウォッチングで何も見えなかった事が原因でしょう。今回は何もなかったけど次はきっと何かあるという。