第20回 2003年8月21日 那智勝浦 晴れ

 昨日、南紀マリンにくじら情報を確認するために電話したら、「研修生がアカボウの背中を見たということだけど」ということでした。このところマッコウクジラが戻ってきたという情報はまったくありません。行くべきか行かざるべきか、でも行かなければ何も見ることができない、行くという選択しかないわけです。
 朝、宇久井の港に着くと靄が海を覆っていました。この視界だと発見率がぐんと下がってしまいます。靄は日が昇れば大丈夫だろうと思っていましたが、その後実際その通りになりました。
 去年はこの時期アカボウクジラが複数回目撃されていました。私は去年9月30日、なぞのくじらを目撃し、背中が赤茶色だったのでアカボウクジラかも知れない、でも実際見たことがないので確認したい、けれど、アカボウクジラの発見確率は低いんです。このクジラは潜水時間がクジラの中で一番長いといわれているからでしょうか?ま、とにかく見なければ何とも言えないクジラですね。
 清丸渡船が突きん棒のいないところで、ハナゴンドウを発見したとの情報をくれました。
 海もすっきりと晴れてきました。
 ハナゴンドウたちは、捕鯨船がいないこともあって、ゆったりと泳いでいました。
 ぽっかりさんも発見。

 船の横一直線に並んだハナゴンドウはなかなかいい景色だったので、動画のページも是非ご覧ください。

 今日は東京から来た子どもたちの新鮮な驚き「オーパ」がとても微笑ましかった

東船長:「世界で一番大きなヒゲクジラは、シロナガスクジラで、どれくらい大きいと思いますか?」
子どもたち:「・・・」
東船長:「30mあります。」
子どもたち:「うわー!!」

 今日はハナゴンドウとオガワコマッコウが発見できました。残念ながらアカボウクジラは発見できず。



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