第11回 2003年6月8日 那智勝浦 天晴れ 風なし ウォッチング日和◎

私:「仕事かぁあああ、今日はええ天気やのに、ウォッチング行きたかったなぁあああ」

上司:「今日、大事なこと言わなきゃいけないんだけど」

私:
・・・何か嫌な予感

上司:「今日、休みになったんよ、伝えるの忘れててごめん」

私:
何???、パンチ一発!!

というわけで、今日は急遽休みになってしまい、さっそく南紀マリンに電話しました。

 今日は、午前の便では、マッコウが4頭くらい一時間以上も浮上したまま、
ずっとウォッチングできたそうです。
 マゴンドウクジラが、マッコウにまとわりつき、
それを追い払おうと何度もシッポを振ったとか・・・。

 今日の船長は東さんです。まず、第一発目は、ハナゴンドウの群れです。
船が少ないせいもあるのか、かなり接近して観れました。

2mくらいのハナゴンドウがジャンプしつつ、あちらに跳びこちらに跳び

しばらく走るとマッコウが現れましたしばらく浮上ののち、潜ってしまいました。
その後、しばらく何も見えず、
凪の海の上でただただ、目を凝らす。

黒い塊がぼかっと浮き上がったのが見え、
「東さん、くじら!」と叫びました。
しかし、その塊はマッコウではないようでした。

東船長は、船の屋根に登り、海を眺めます。
このとき、「前におるね」といい、すぐに船を動かしました。
東船長の他には、誰にも何も見えていません。
「コビレゴンドウです」コビレゴンドウを見るのははじめて。
「6mくらいになるものもありますが、今日のは4mです」
東船長はどうやって、見分けたんでしょう?
それに、この人の視力はいくつなんでしょうか?
超人です。
コビレゴンドウの群れが消えた後、またまた東船長
「マッコウあがったあるねえ」


この背びれが白いマッコウは、好奇心旺盛!!
しきりにスパイホップし、船に接近します。この後、大反転をしたマッコウは船の後方すれすれで横切り、消えました。



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